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雨水生まれの女

更新日:2022年5月21日

こんにちは!大阪・枚方の着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴルの山口あゆ美です。



逃げる2月もまもなく過ぎ去ろうとしている今日は、これまでの冷たい風の日々と違って、上着を忘れるほどのぽかぽか陽気の日となりました。


↑お庭の梅も満開!


いつもながら、書きたいことが日々あるにも関わらず、1日に1つの用事しかできないわたしです。



1週間前の雨水の日、54歳の誕生日でした。

ここ数年は、加速度を増しているかのように時の経つのが速いこと!

この春、いよいよ下二人の子どもたちが社会へと巣立っていきます。

それとともに、我が家の長かった仕送りの日々もようやく終了です(T ^ T)




わたしが鮭のお母さんなら、もうとうにボロボロの体になって、川底に沈んでいる頃だと思うのですが、人間は、まだあと、もしかしたら50年近くまだ生きていかなければなりません。



以前見た何かのコラムには、更年期は「子育て脳」から脳のプログラムの書き換えのための時期なのだ、ということが書いてありました。



ほんの数年前まで難なくできていたことが、なぜかすっとできない。集中力がない。元からあわてんぼでしたが、しょうもない失敗ばかりする。眠い。あちこち痛い。

ほんのこの間まで、夜中の2時に寝て5時に起きて、お弁当を3つも4つも作り、1日に何往復も駅までして、レッスンの準備をしてレッスンをして、そのあと後片付けも全部して、家のご飯もして、明日のレッスンの材料の準備もして。。。という生活が普通だったのに。



「わたしってなんてアホなんやろう~・・・」「なんでこんなこともできないかなー」と落ち込む日々を過ぎ、今ではこれが更年期なのだと腹をくくったら、数々の失敗があっても「またしちゃったかー。やれやれ。困ったもんだ、更年期。」と更年期のせいにして、最近ではここまでできない自分をおもしろがっている節もあります( ´艸`)

いや、もしかしたら、更年期のせいではないのかもしれないけれど。



もう子育てしなくてもよくなった今、「子育て脳」から次の脳にプログラミングし直しているんだ、と思えば、そりゃあきっと私の中の小人さんたちは、一生懸命あちこちメンテして、組み換え直していることだろう、バグったり、まだうまく作動しないこともあるだろう、と思うわけです(笑)

そのうち、またうまく脳みそと体が繋がってくるのかな、と。



お買い物に行くのは子どもたちのお稽古ごとの隙間時間に、スーパーでの滞在時間を計算して車で脇目もふらず、1週間分の食材を買っていましたが、今は健康のためにてくてく歩いて、自分が持てる袋の大きさ分だけ。

逆に毎日お買い物に行くくらい、歩いた方が良さそうです(笑)




効率重視の生活から、のんびりゆったりの生活へ少しずつ変わりつつある。

わたしの中の小人さんは、いろんなことの切り替えにコツコツ頑張ってくれているようです。



雨水は「お空から降る雪が雨に変わる日」、字からも何か潤いを感じるのです。



長らく出ていなかったお庭の枯れ葉の下にこんもりと土を盛り上げて小さな芽を出していたり、枯れ枝に見えていた木々にいつの間にか、小さな粒々の緑の新芽が並んでいます。




冷たく凍るような空気の中でも、誰に教えられたわけでもないのに毎年、着々と黙々と大地の中では春の準備がなされています。

来たる春の芽吹きのために、冷たい地面の下で力を蓄えている、そんな雨水の生まれの女です!



#雨水

#更年期


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