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子育てとお染めの共通点~草木の持っている色をできるだけ損なわずに正しく引き出すお手伝いをする

更新日:2022年5月21日

こんにちは!大阪・枚方の着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴルの山口あゆ美です。



今日は5月5日端午の節句。

もううちには子どもはいませんが、毎年武者人形は出しています。




着物は、先日東京で出会ったリユースの出羽の織座の草木染の紬。

裏地も上等がついているので、いいものだと思います。色も好きだし、いいお買い物でした!



帯は男の子のお道具を織った名古屋帯。これは古着屋さんで見つけて即買いしたもの。

こういう季節のものは、その時しか締められなくて贅沢だけど、こういうものこそうまくリユースを利用すると良いのではないかなと思うんです。




我が家は、兄ちゃんが少年野球を始めた小3から、ゴールデンウィークやシルバーウィークなど「連休」「土日祝日」というものは無くなりました( ;∀;)



下二人も連れて、朝から日が暮れるまでグラウンドか河川敷。

旅行どころか、下二人には動物園にも連れて行ってやれなかったと思います(;_;)

おじいちゃんおばあちゃんに連れて行ってもらっていたかなあ~ありがたかったですね。



私も首からタオルに野球帽、日焼け対策なんてナシで( ゚Д゚)よくやっていたわ~~~。。。


↑長男(中学生)、次男(小学生)、娘(小学生)の時のわたし。


今思えば、果たしてそれが良かったのかどうかは「?」なのですが・・・(^^;

もう最近ではパパと子育てについてや、これまでのいろんなこと、反省会ばっかりです(-ω-)/いやいや、もう遅いって(笑)



もう3人とも自分でなんとか自分たちのことをやっていってくれるまでに成長したし、健康だし、これ以上のことはないのですが、とにかく過酷で厳しすぎる育て方してしまったなあ~~と。。。



もう一度子育てするなら(いやいや、もう二度と結構です(笑))また違ったやり方をしていたかもしれないなあ~と話したりしています。



その時その時で一生懸命考えて、その時最善と思うことをしてきたつもりですが、果たしてそれが正解か、と言われると、自信はないんですよね。。。

そもそも、正解ってないと思っていますけれども。



志村ふくみ先生の文章にこういうのがありました。



こういう色を染めたい、と思って、この草木とこの草木をかけ合わせてみたが、その色にならなかった。(中略)

私は順序が逆だと思う。草木がすでに抱いている色を私たちはいただくのであるから、どんな色が出るか、それは草木まかせである。ただ私たちは草木のもっている色をできるだけ損なわずにこちら側に宿すのである。



私はこの一節を読んでなぜか滂沱の涙が溢れたのでした。



子育てもきっとそうだったのだ。



その草木(子)が持っている色をできるだけ損なわずに引き出すお手伝いをするだけでよかったのに、いらぬことをたくさんしてしまったのではないか。その子の持っている色を損なうようなことをしはしなかっただろうか。ちゃんとその子の持っている色を引き出すことができたのだろうか。。。



先生の文章に20年前に出会っていたら、子育てが終わった今、こんな反省をしないでいられたのだろうか。いや、20年前に出会っていても、その言葉の奥にある意味に果たして気付けていたのかな。



こうしてすべてが終わってしまってから気付いたり、出会ったりしたことにもきっと意味があるのだろう。



未来は今から作られるもの。

今、この瞬間の選択の積み重ねが未来を作っていく。



だから、今、この言葉に出会って何かに気付いたことは、きっと未来に向かう方向性がすこ~し変わったはずだと思います。



子どもたちにはママの子育てについて、言いたいことがいっぱいあるみたいです((+_+))



「そりゃ一生懸命やった、ってことはわかるけどなーーー」と言ってました(/_;)



いろいろと申し訳ないこともありますが・・・まあそれをあなたたちは反面教師にして、より良い子育て・自分育てをして下さいませ!



そして、これだけは言える。



あなたたちがこれから「自分」を作っていくための基礎工事は手抜きをせずにしてきました。



ここから地上部分にどんな建物を作っていくか。

それはあなたたち次第だと思う。



どうぞ思う存分、それぞれの個性豊かな建物を築いて行って下さいね!

これからは(できるだけ)口もお金も出しませんが(笑)ずっと見守っていきます。





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